
アパレル業界への転職で転職サイトを使おうとしても、サービスが多くて選び方に迷う方は多いでしょう。
先に結論を書きます。販売職ならアパレル特化型の求人サイト、デザイナーやMDなどの専門職なら業界特化型のエージェント、アパレルから異業種へ移りたいなら総合型の転職サイト。あなたがこの3つのどれに当てはまるかで、登録すべきサービスは変わります。
僕は7社を渡り歩いてきましたが、毎回いちばん効いたのは「特化型と総合型を1社ずつ持っておく」というやり方で、アパレルのように職種の幅が広い業界ほど、1社だけで求人を見ていると候補は静かに偏っていきます。
転職サイトと転職エージェントの違いとは?
転職サイトは、求人を検索して自分で応募するサービスです。勤務地、雇用形態、ブランド、給与、休日などを見ながら、自分のペースで求人を比較できます。
転職エージェントは、キャリアアドバイザーに相談しながら求人紹介を受けるサービスで、職務経歴書の見せ方から面接日程の調整、条件交渉までを任せられるため、初めての転職や、そもそも募集数が限られる専門職の転職ほど効いてきます。
どちらが合うかは、希望職種と、転職活動にかけられる時間で決めてください。販売職・店長候補・美容部員は求人サイトで探せる案件が多く、デザイナー・パタンナー・MD・バイヤー・プレス・EC運営などは、業界特化型エージェントを併用した方が候補を出せます。
アパレル転職サイトの選び方
アパレル転職サイトを選ぶときは、知名度だけで決めず、希望する職種と雇用形態に合うかを見てください。
- 販売職・店舗スタッフの求人が多いか
- 正社員、契約社員、派遣、アルバイトなど希望の雇用形態を選べるか
- ブランド名、商業施設、勤務地、未経験歓迎などで検索できるか
- デザイナー、パタンナー、MD、バイヤー、VMD、ECなど本社職の求人があるか
- 書類添削や面接対策などのサポートを受けられるか
最初に確かめてほしいのは2つ目です。アパレルは同じブランド・同じ商業施設でも、正社員と契約社員と派遣の募集が並びます。雇用形態で絞り込める検索機能があるサービスを選ぶと、比較にかかる時間がそのまま減ります。
未経験からアパレル業界を目指す場合
未経験の入り口は、販売職と美容部員です。まずは未経験歓迎の求人を扱うサービスから見て、研修制度と社員登用の条件を並べてみてください。同じ未経験可でも、数日で店頭に立つのか、1カ月かけて商品知識から入るのかで、最初の半年の負荷はまったく変わります。
メンズブランドを希望するなら、ブランド名や商業施設名で検索できるサイトを使ってください。TWCやガールズウーマンのようにブランドから引けるサイトなら、レディース中心の一覧をかき分けずに済みます。メンズは店舗数が絞られるぶん、勤務地から探すよりも、着たいブランドから逆に引いた方が早く候補にたどり着けます。
40代・50代がアパレル転職で見るべきポイント
40代・50代は、年齢そのものよりも「何を任せられる人か」で見られます。販売経験、店長経験、顧客対応、スタッフ育成、売上と在庫の管理。このうち数字で語れるものを職務経歴書の先頭に置いておくと、年齢で判断される前に中身を読んでもらえる確率が上がります。
受け皿になりやすいのは、百貨店、ラグジュアリー、インナー、コスメなど、接客の質と顧客づくりが評価される売り場です。シフト管理や若手の育成まで担ってきた方なら、店長候補・SV候補として見てもらえる求人もあります。40代女性向けの転職サイトも候補に入れて、アパレル特化型と並べて比べてみてください。
アパレル業界の転職で転職サイトを利用するメリット
アパレル転職で転職サイトを利用するメリットは、求人を自分のタイミングで比較できる点です。
- 登録後すぐに求人を探せる
- 自分のペースで応募できる
- 応募企業と直接やり取りできる
- スカウト機能を使えるサービスがある
- 勤務地、ブランド、雇用形態、休日などで求人を絞れる
- 地方の求人も探せる
販売職や店舗スタッフを希望するなら、この「自分で絞れる」がそのまま効きます。勤務地・商業施設・ブランド名で引けるサービスなら、通勤時間と売り場の雰囲気を同時に確かめながら比較できます。
スカウト機能も使ってください。職務経歴と希望条件を登録しておくと企業から連絡が届くことがあり、まだ応募しない段階でも自分の経験がどのレンジの求人に届くのかが見えてくるので、応募前に自分の市場価値の当たりを付けられます。ここが転職サイトの本当の使いどころです。
アパレル就職はやめとけと言われる理由と注意点
アパレル就職が「やめとけ」と言われる理由には、立ち仕事、土日勤務、シフト制、給与水準、個人売上へのプレッシャーなどがあります。
ただし、すべての求人に当てはまるわけではありません。店舗スタッフ、店長、SV、EC運営、プレス、MD、バイヤーで働き方は変わります。求人を見るときは、給与だけでなく、残業時間、休日数、インセンティブ、異動の有無、社員登用の条件まで確認してください。
アパレルで年収が上がるのは、どこへ動いたときか
販売の腕を上げるだけでは、どこかで頭打ちになります。
収入の話でいうと、販売職のまま年収を上げようとするよりも、店長・SVへ上がるか、MD・バイヤー・EC・法人営業といった本社職へ移った方が、伸ばせるレンジは明らかに上です。外資系ラグジュアリーのように固定給とインセンティブを組み合わせる求人もあるので、月給の数字だけを見て判断せず、賞与とインセンティブの条件まで必ず読んでください。
いまの相場を自分の目で確かめたいなら、求人サイトの年収フィルタを使うのが速いです。Fashion HRは年収150万円未満から1,000万円以上まで、時給の帯も含めて絞り込めます。CREDENCE by dodaも300万円以上から1,000万円以上までの帯で求人を探せます(どちらも2026年8月30日に公式サイトで確認)。希望職種を固定したまま帯を1つずつ上げていくと、どのあたりで求人が消えるかが見えます。そこがいまの自分の現実的な上限です。
経験者の方は、顧客対応力や売上管理、スタッフ育成の経験を職務経歴書に数字で書いてください。「接客が得意です」で終えず、個人予算の達成率、顧客リストの人数、育成したスタッフの人数まで書く。アパレルは数字が残る仕事なので、そこを出せるかどうかで書類の通り方が変わります。
入る前に、求人票と面接で確かめること
「やばいブランドはどこか」を先に知りたくなると思いますが、同じブランドでも店舗によって人員体制も残業も変わります。ブランド名で線を引くより、目の前の求人を1つずつ確かめた方が確実です。
求人票からは読み取れない点は、面接の前後で聞いてください。配属店舗、月の残業時間、休日の取り方、個人売上の扱い、制服代の負担、研修制度。このあたりは入社後の働き方に直結するのに求人票にはほとんど書かれていないので、聞かないまま入社を決めると「思っていた働き方と違う」がそのまま起こります。
求人票の側で見るのは4つです。月給の下限と上限の開き、みなし残業の時間数、年間休日、シフトの決め方。ここは書かれていることが多いので、応募候補を並べたときに横並びで比べてください。開きが大きい求人ほど、上限の数字が「店長になったら」の金額になっていることがあります。
転職サイトのデメリットと、アパレル転職エージェントを併用する判断
転職サイトだけで進めると詰まりやすいところ
転職サイトは便利ですが、求人選びから応募、面接日程の調整、条件確認まで自分で進める必要があります。
- 応募先の情報収集を自分で行う必要がある
- 履歴書や職務経歴書の添削を受けられない場合がある
- 選考結果の理由がわからないことがある
- 求人票だけでは店舗の雰囲気や人員体制まで見えない
- 年収や入社時期の交渉を自分で行う必要がある
初めて転職する方や、書類選考で落ちる理由が見えない方は、転職エージェントも併用してください。応募書類の見せ方と面接で話す内容を整えるだけで、選考で伝わる印象は変わります。
アパレル転職エージェントを足すタイミング
エージェントを足すのは、求人が見つからないときではありません。選考が進まないときです。
目安は3つあります。書類で落ち続けている。年収や入社時期の交渉を自分でやりたくない。デザイナー、パタンナー、MD、バイヤーのように、そもそも公開されている求人の数が少ない職種を狙っている。このどれかに当てはまるなら、転職サイトだけで粘るより、業界に詳しい担当を1人持った方が早いです。
アパレルなら、CREDENCE by dodaのように相談しながら求人紹介を受けられるサービスが窓口になります。CREDENCE by dodaは、アパレル業界専用の職務経歴書サンプルと、アパレルから異業種へ移る場合の職務経歴書サンプルを配布しているので(2026年8月30日に公式サイトで確認)、まだ担当と話す段階でなくても、書き方の型だけ先に取りに行く使い方もできます。
逆に、販売職で勤務地とブランドがもう決まっているなら、エージェントを足さなくても求人サイトだけで足ります。デメリットが並んでいるからといって、全部そろえる必要はありません。転職サイト側の限界は転職サイトを利用するときのデメリットと注意点にまとめてあるので、併用するかどうか迷ったら先にそちらを読んでください。
アパレル業界の転職におすすめの転職サイト・エージェント10選
アパレル転職におすすめの転職サイト・エージェントを紹介します。販売職、本社職、未経験、派遣、正社員など、希望条件に合わせて選んでください。
先に10社を一覧にしておきます。自分がどこに当てはまるかだけ、ここで当たりを付けてください。
| サービス | タイプ | 強い求人 | 主な雇用形態 | 向いている方 |
|---|---|---|---|---|
| iDA | アパレル・コスメ特化 | ラグジュアリー、コスメ、販売職 | 派遣、短期、社員 | 現場を見てから正社員を決めたい方 |
| Fashion HR | アパレル特化の求人サイト | 販売から MD・バイヤー・プレス・EC まで | 社員中心 | 業界内でキャリアを積み上げたい方 |
| CREDENCE by doda | アパレル特化の転職支援 | デザイナー、パタンナー、MD、バイヤー、VMD、営業、管理部門 | 社員中心 | 相談しながら決めたい方、異業種も並行で見たい方 |
| ワコールキャリアサービス | アパレル特化の転職・求人 | 接客販売、事務、インナー、雑貨、コスメ、生産管理 | 派遣、社員登用、時短、扶養内 | 働ける時間に制約がある方 |
| TWC | アパレル・コスメ特化の求人サイト | 販売スタッフ、美容部員 | アルバイト、社員 | 路線や商業施設から通勤圏を先に決めたい方 |
| ガールズウーマン | アパレル特化の求人サイト | ブランド、ファッションビル、百貨店の販売職 | アルバイト、派遣、正社員 | 地方の商業施設も含めて探したい方 |
| 女の転職type | 女性向けの総合転職サイト | アパレル・コスメの販売、サービス、本社系 | 働き方・雇用形態から選べる | ライフスタイルに合わせて比べたい方 |
| リクナビNEXT | 総合転職サイト | アパレル以外の職種まで横断 | 社員中心 | 異業種への転職も視野に入れたい方 |
| READY TO FASHION | ファッション業界特化の求人サイト | MD、バイヤー、デザイナー、パタンナー、EC、販売まで横断 | 中途、新卒、インターン、アルバイト、副業・業務委託 | 雇用形態の幅から選びたい方 |
| ファッションエージェント | ファッション・コスメ特化の転職エージェント | 店長・販売、営業、MD/VMD、商品企画、EC/WEB、バックオフィス | 正社員 | 正社員で条件を絞って探したい方 |
1:iDA(アイ・ディ・エー)

口コミ:iDA(アイ・ディ・エー) 評判を確認
おすすめ度:★★★・・
公開求人数:15,622(2026年8月31日現在)
求人数増減:+83(先週比↑up)
【公式サイト】https://ida-mode.com/
『iDA(アイ・ディ・エー)』は、アパレル・コスメ業界に特化した人材派遣・転職サイトです。
ラグジュアリーブランド、コスメ、販売職、短期、派遣、社員求人まで幅広く扱っています。未経験可の求人やスキルアップ講座もあるため、初めてアパレル業界に挑戦する方の1社目に向いています。
派遣や短期でブランドの現場を見てから正社員を狙う、という進め方ができるのもiDAの使いどころです。売り場の雰囲気は求人票では分からないので、働きながら見極めたい方は候補に入れてください。
出典:公式サイト
2:Fashion HR

『Fashion HR』は、アパレル・ファッション業界に特化した求人情報サイトです。
外資系ラグジュアリーブランド、セレクトショップ、販売職、バイヤー、MD、プレス、ECなど、ファッション業界の求人を探せます。
職種の分け方が「店長/販売/店舗系」「MD/Buyer/VMD」「企画/生産」「マーケティング/プレス」「ウェブ系」と細かく、年収の帯でも絞り込めます(2026年8月30日に公式サイトで確認)。販売と本社職の両方を1つのサイトで見られるので、「今は販売職だが、いずれMDやプレスへ動きたい」という方に向いています。同じ業界内でキャリアを積み上げたい方は登録しておきましょう。
出典:公式サイト
3:CREDENCE by doda(クリーデンス)
『CREDENCE by doda(クリーデンス)』は、アパレル・ファッション業界に特化した転職支援サービスです。
販売職だけでなく、デザイナー、パタンナー、MD、バイヤー、VMD、プレス、EC、営業、管理部門など、幅広い職種の求人に対応しています。
2025年4月にdodaへ統合され、現在はdodaのなかでアパレル・ファッション業界を専門とする部門として運営されています。統合によってdoda側の異業種求人にも手が届くようになったので、業界内でのキャリアアップと、アパレル経験を活かした異業種転職を、同じ担当者と話しながら並行して検討したい方に向いています。
サイト側には、アパレル業界専用の職務経歴書サンプルと、アパレルから異業種へ転職する場合の職務経歴書サンプルが置いてあります(2026年8月30日に公式サイトで確認)。求人を見る前に、まず書き方を確かめたい方はここから入っても構いません。
出典:公式サイト
4:ワコールキャリアサービス

口コミ:ワコールキャリアサービス 評判を確認
おすすめ度:★★★・・
公開求人数:1,783(2026年8月31日現在)
求人数増減:+39(先週比↑up)
【公式サイト】https://www.e-wacs.co.jp/
『ワコールキャリアサービス』は、ワコールグループが運営するアパレル・ファッション業界向けの転職・求人サービスです。
接客販売職、事務職、軽作業、インナー、雑貨、コスメ、デザイナー、生産管理などの求人を扱っています。派遣や社員登用、時短、扶養内、残業少なめなど、働き方の条件から探せる点も特徴です。
働ける時間に制約がある方には、この「条件から引ける」設計が効きます。販売経験を活かしつつ、アパレル関連の職種まで広げて探したい方も検討してください。
出典:公式サイト
5:TWC
『TWC』は、アパレル・コスメ・ファッション業界に特化した求人・転職情報サイトです。
販売スタッフ、美容部員、デザイナー、プレスなどの求人を掲載しており、勤務地、路線、商業施設、未経験OK、制服支給などの条件で求人を検索できます。
路線や商業施設から引けるので、通勤圏を先に決めたい方と相性がいいサイトです。スカウトサービスもあります。
出典:公式サイト
6:ガールズウーマン

『ガールズウーマン』は、アパレル業界のアルバイト、正社員、派遣求人を扱う求人サイトです。
ブランド数が豊富で、好きなブランドやファッションビル、百貨店から求人を探せます。企業からのスカウトサービスもあります。
地方の商業施設の求人も拾えるので、勤務地が都市部に限られない方は入れておきましょう。
出典:公式サイト
7:女の転職type

口コミ:女の転職type 評判を確認
おすすめ度:★★★★・
公開求人数:2,419(2026年8月31日現在)
求人数増減:+22(先週比↑up)
【公式サイト】https://woman-type.jp/
『女の転職type』は、女性向けの転職情報サイトです。
アパレル・ファッション・コスメに関わる販売職やサービス職、本社系求人を検索できます。働き方、雇用形態、職種、こだわり条件から求人を探せるため、ライフスタイルに合わせて転職先を比較したい方におすすめです。
40代向けの求人や未経験歓迎の求人も検索できます。アパレル特化型では条件が合わなかった方も、ここで一度並べ直してみてください。
出典:公式サイト
8:リクナビNEXT

口コミ:リクナビNEXT 評判を確認
おすすめ度:★★★★・
公開求人数:1,850,000件以上(2026年8月31日現在)
【公式サイト】https://next.rikunabi.com/
『リクナビNEXT』は、リクルートグループのIndeed Japan株式会社が運営する転職求人サイトです。
全国の求人を勤務地や職種、スキル、資格などから検索できます。職務経歴や希望条件を登録すると、企業から直接オファーが届くスカウトサービスも利用できます。
この10社のなかで、異業種への転職をいちばん広く探せるのがリクナビNEXTです。接客経験を活かせる営業、カスタマーサポート、受付、事務、販売企画なども見ておきましょう。
出典:公式サイト
9:READY TO FASHION

『READY TO FASHION』は、ファッション・アパレル業界に特化した求人サイトです。
職種の分け方が細かく、本社職と店頭を同じ場所に並べて見られます。
- 経営/マネージャー、MD、バイヤー
- 企画/生産管理/物流
- ファッションデザイナー、パタンナー
- 販促/マーケティング、VMD/店舗開発
- 営業、販売
- WEB関連/EC、制作/メディア、バックオフィス
使いどころは雇用形態の幅にあります。転職・中途のほかに、新卒、インターン、アルバイト、副業・業務委託まで選べます(2026年8月30日に公式サイトで確認)。正社員の求人を追いながら、副業や業務委託で関わり方を探る。この2本立てができるアパレル特化型は多くありません。
デザイナー、パタンナー、MDのように、そもそも募集の絶対数が少ない職種を狙うなら、Fashion HRやCREDENCE by dodaと並べて登録先に入れておいてください。
出典:公式サイト
10:ファッションエージェント

『ファッションエージェント』は、ファッション・アパレル・コスメ・ラグジュアリー業界に特化した転職エージェントです。運営はファッションエージェント株式会社(東京都千代田区)。
扱う職種は、店長・販売から、営業、MD/VMD、マーケティング、ロジスティクス、商品企画、EC/WEB、経営企画、バックオフィスまで。求人は正社員が中心で、コンサルタントに相談しながら非公開求人の紹介も受けられます。
絞り込みの条件タグが細かいのもこのサービスの特徴です。外資系企業、ハイクラス求人、転勤なし、フレックス勤務、年間休日120日以上、英語を活かす仕事、土日祝休み、リモートワーク勤務、残業月20時間以内。ブランド名や企業名からも引けます(2026年8月30日に公式サイトで確認)。
働き方を変えたくてアパレル内で動く方には、ここが効きます。土日祝休みや転勤なしは店頭勤務では手に入りにくい条件で、それを最初のフィルタに置けると、見る求人の顔ぶれがはっきり変わります。正社員で本社職を狙う方は候補に入れてください。
出典:公式サイト
アパレル業界の職種別おすすめ転職サイト
アパレル業界は、販売職だけでなく、デザイナー、パタンナー、MD、バイヤー、VMD、EC、プレス、営業、事務など職種が分かれます。
職種によって求人が集まるサービスは変わるため、転職サイトを1つだけに絞らず、特化型と総合型を組み合わせて使いましょう。以下では、上の10社から、職種ごとに向いているサービスを挙げていきます。
アパレル店舗スタッフ・販売員におすすめの転職サイト
アパレル店舗の販売スタッフへの転職には、下記の3社がおすすめです。
販売職は、勤務地、ブランド、商業施設、雇用形態の4つで絞ると比較しやすくなります。未経験から始めたい方は、研修制度と社員登用の有無も見てください。
経験者の方は、接客実績、売上管理、顧客づくり、スタッフ育成の経験を整理しておきましょう。ここが書けていれば、店長候補やラグジュアリーブランドの求人まで視野に入ります。
アパレルデザイナー・パタンナーにおすすめの転職サイト
デザイナー・パタンナーへの転職には、アパレル業界に特化した転職サイト・エージェントがおすすめです。
デザイナーやパタンナーは、販売職よりも求人数が限られます。総合型サイトだけで探すと、そもそも候補が出てこないこともあります。
ポートフォリオ、担当アイテム、使えるCAD、量産経験、仕様書作成、工場とのやり取り。この6点を整理してから、専門職の求人が集まるサービスで探してください。
アパレルマーケ・法人営業におすすめの転職サイト
アパレル・ファッション業界でマーケティングや法人営業を志望する方は、特化型と総合型を併用しましょう。
マーケティング職や法人営業職は、アパレル業界特有の仕事だけでなく、EC、広告、卸営業、店舗販促、ブランド運営まで幅があります。
アパレル経験を活かして業界内で探すなら特化型、異業種も含めて探すなら総合型。どちらを主にするかを決めてから登録すると、求人を見る順番がぶれません。
アパレルバイヤー・MD・VMDにおすすめの転職サイト
バイヤー、MD、VMDは人気が高く、求人件数も限られます。経験者採用が中心になることも多いため、アパレル特化型のサービスを使いましょう。
応募前には、担当カテゴリ、売上規模、予算管理、在庫管理、仕入れ、店舗連携、展示会対応などの経験を整理してください。予算をいくら持ち、何をどう決めていたのかまで書けると強いです。
未経験から目指す場合は、販売職や店長、EC運営で実績を積んでから、社内異動か近い職種への転職で寄せていく手もあります。
アパレル事務・EC・その他の職種におすすめの転職サイト
アパレル業界の事務、EC運営、カスタマーサポート、物流、管理部門などを希望する方は、下記のサービスがおすすめです。
本社勤務を希望する場合は、「アパレル 事務」「EC運営」「カスタマーサポート」「営業事務」「生産管理」など、職種名を変えて検索してください。求人の出方が職種名でかなり変わります。
販売経験がある方は、顧客対応や商品知識をそのまま活かせる職種もあります。異業種まで含めるなら、総合型サイトで職種の幅を広げて探しましょう。
アパレルから異業種へ転職したい方におすすめの転職サイト
アパレルを離れて異業種へ移るなら、求人数の多い総合型を軸にしてください。リクナビNEXTと女の転職typeは、いずれもアパレル以外の職種を職種名から検索できます。
接客と提案の経験が評価されやすいのは、法人営業、店舗開発、カスタマーサポート、受付、事務、販売企画です。ノルマのある売り場で予算を追ってきた方なら、営業職は経験の翻訳がいちばんしやすい移り先になります。求人の探し方は営業職におすすめの転職エージェント・転職サイトにまとめてあるので、移り先の候補に入れるなら見ておいてください。
職務経歴書は「アパレル販売」ではなく、やってきた業務で書き直してください。予算の管理、在庫の発注、シフトと育成、顧客リストの運用。指している仕事は同じでも、異業種の採用担当に伝わる言葉へ置き換えるだけで書類選考の通り方はまるきり変わってきます。未経験の職種へ応募するなら、未経験歓迎の求人に強い転職サイトもあわせて見ておきましょう。
アパレル転職サイトを使うときの流れ
アパレル転職サイトを使うときは、最初に希望条件を細かく決めすぎない方が、候補を広げられます。
- 希望職種を決める
- 勤務地、雇用形態、給与、休日の優先順位を決める
- アパレル特化型と総合型の両方に登録する
- 職務経歴書に接客実績や売上管理の経験を書く
- 気になる求人は仕事内容と条件を確認して応募する
飛ばされがちなのが2番目です。勤務地・雇用形態・給与・休日のうち譲れないものを1つ決めておかないと、求人を見るたびに判断がぶれます。
未経験の方は、ブランド名だけで選ばず、研修制度、配属店舗、仕事内容、シフト、社員登用の条件を見てください。経験者の方は、希望年収に加えて任される役割を確認しましょう。店長候補、SV候補、本社職は、求められる経験が求人ごとに変わります。
アパレル転職サイトについてよくある質問
アパレル店員からの転職先はどこがおすすめですか?
大きく2方向あります。業界内に残るなら店長・SV・EC運営・MD、異業種へ出るなら法人営業、店舗開発、カスタマーサポート、受付、事務、販売企画です。使うサービスも変わるので、詳しくは「アパレルから異業種へ転職したい方におすすめの転職サイト」を見てください。
転職サイトはやめたほうがいいですか?
やめる必要はありません。求人を自分で見て相場をつかむ用途なら、転職サイトがいちばん速いです。ただ、書類が通らない、条件交渉に自信がないという段階まで来たらエージェントを足した方が結果は出ます。役割で分けて併用するのが現実的です。判断に迷う方は転職エージェントは使わない方がいいと言われる理由も読んでみてください。
アパレル業界で高収入を狙うにはどうすればいいですか?
任される範囲を広げるのが近道です。複数店舗を見るSV、予算を持つMD・バイヤー、卸営業やEC側の職種。外資系ラグジュアリーのようにインセンティブの比重が大きい環境も選択肢になります。求人票は月給よりも、賞与・インセンティブ・評価制度の書き方を見てください。どこへ動くと上がるのかは「アパレルで年収が上がるのは、どこへ動いたときか」に詳しく書きました。
アパレル特化型と総合型はどちらに登録すべきですか?
両方です。特化型はブランド名や売り場の条件まで絞り込めるのが強みで、総合型は求人数の多さと異業種の求人でまさるので、どちらか片方だけに絞ると必ず見落としが出ます。アパレル業界内で動くなら特化型を主に、異業種も見るなら総合型を主にして、もう一方を1社だけ添える。この組み方なら管理する連絡先も増えすぎません。
まとめ
アパレル転職で使うサービスは、希望職種によって変わります。販売職ならiDA、ガールズウーマン、TWC、本社職や専門職ならFashion HR、CREDENCE by doda、READY TO FASHION、異業種も含めるならリクナビNEXTを併用するのがおすすめです。
未経験、40代・50代、メンズブランド希望、アパレルからの異業種転職。状況によって見るべき求人は変わります。まずは2~3社に登録し、求人の数、職種、サポート内容、条件を比較してください。
一人で進めるのが難しければ、転職エージェントで相談しながら進めましょう。求人を自分で探す時間があるうちは転職サイト、選考が進んで判断に迷ったらエージェント。この使い分けができれば、アパレル転職で見られる求人はかなり広がります。
執筆者・監修者のmotoについて
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Follow @moto_recruit
起業家・著述家(Wikipedia)。実名は戸塚俊介。広告・人材・IT業界など8社へ転職。副業でmoto株式会社を起業し、上場企業へM&A。現在はHIRED株式会社(有料職業紹介事業許可番号:13-ユ-313037)代表取締役。著書:『転職と副業のかけ算』(扶桑社)、『WORK』(日経BP)

