
「紹介できる求人がありません」と言われた。返信が来ないまま2週間がたった。こうなると、転職エージェントに見捨てられたのかと不安になりますよね。
先に結論を書きます。連絡が止まった時点では、まだ何も決まっていません。判定できるのは、あなたが一度こちらから催促を入れたあとです。そこで反応が戻ってくれば、単なる行き違い。反応が戻らなければ、優先度が下がっています。
僕はこれまで多くの転職相談を受けてきましたが、「見捨てられた」と言って相談に来る方の大半は、担当者が求人を探している途中だったり、登録した情報が足りていなかったり、企業側の選考結果をただ待っていたりするだけでした。もちろん、本当に優先度を下げられているケースもあります。ただ、その原因があなた側にあるとは限りません。担当者が抱えている人数や、そのエージェントの得意領域といった、あなたには見えない事情で紹介が止まることもあるからです。
まずは判定の基準から。原因の切り分けと、今日打てる手はそのあとに続けます。
見捨てられたかは「日数」と「催促への反応」で判定できる
判定の軸は2つだけです。連絡が途絶えてからの日数と、こちらから催促したあとの反応。この2つを見れば、行き違いなのか、それとも優先度が下がっているのかは、だいたい切り分けられます。
【見捨てられたかどうかの目安】
3日~1週間 連絡がない → 通常の範囲。求人の確認中か選考結果待ちのことが多い
1週間以上 連絡がない → こちらから確認の連絡を1通入れる
催促して2~3営業日で返信が来た → 行き違い。関係は切れていない
催促しても2週間以上 反応がない → 優先度が下がっている。担当者変更か別のエージェントを検討する
この目安で見ると、多くの人が「見捨てられた」と感じている時点は、まだ1週間前後です。つまり、確認の連絡すら入れていない段階で不安になっている。ここで自分から一度動くかどうかで、その後の流れは大きく変わります。
まだ見捨てられていない可能性が高いケース
次のような状況なら、担当者はあなたを切っていません。
登録した直後で、まだ面談の日程調整が終わっていない。面談は終わったが、あなたの希望に合う求人を社内で確認している最中。応募した企業からの選考結果を待っている。担当者が月末や期末の繁忙期に入っている。送ったメールが迷惑メールフォルダに振り分けられている。このどれかであれば、こちらから一言送るだけで動き出します。
実際、僕のところに「音信不通になった」と相談が来て、確認のメールを1通送ってもらっただけで翌日に返信が来た、という話は珍しくありません。フェードアウトされたように見えても、担当者の側では単に手が回っていなかった。よくある話です。
優先度が下がっているサイン
一方、次の状態が重なっているなら、サポートの優先順位は下がっています。
面談から2週間以上たっても求人の紹介が1件も来ない。こちらから催促しても返信が来ない、または「求人が出たらご連絡します」だけが返ってくる。応募したい求人があるのに、書類添削や面接対策の案内がない。希望と明らかに違う求人だけが機械的に届く。
ここで押さえておいてほしいのは、担当者があなたの利用をわざと拒否しているわけではない、ということです。自然消滅のように感じても、裏で悪意が働いているとは僕は思いません。多くは、紹介できる求人が手元にないか、担当者の中での優先順位が静かに下がっているだけです。だからこそ、感情で受け止めず、原因を切り分けたほうが早く動けます。
どのフェーズで連絡が止まったかで、原因はまったく違う
転職エージェントの利用は、大きく5つのステップで進みます。あなたがどこで止まっているかを先に特定してください。同じ「連絡が来ない」でも、フェーズによって打つ手はまったく別物になります。

【どこで止まったかで原因は変わる】
STEP1. 登録 → 面談の案内が来ない:登録情報の不足か、日程調整の待ち
STEP2. 面談・カウンセリング → 求人が来ない:希望条件と求人のかみ合わせ
STEP3. 求人紹介 → 紹介が止まった:断り方が伝わっていない可能性
STEP4. 書類添削・面接対策 → 案内がない:応募意思が伝わっていない
STEP5. 面接・内定 → 連絡が来ない:企業側の選考待ちが大半
登録直後で止まっているなら、まず入力内容を見てください。職務経歴、希望職種、希望勤務地、転職時期。この4つが空欄のままだと、担当者は面談の準備すらできません。ここを埋め直すだけで案内が届くことがあります。
面談後に紹介が来ない場合は、条件のすり合わせが足りていません。あなたが伝えた条件で検索した結果、社内に該当する求人がなかった。その状態で「求人が出たら連絡します」と保留になっているパターンです。
応募後に静かになったなら、これは企業側の選考待ちであることがほとんどです。書類選考の結果が出るまで1~2週間かかる企業は普通にあります。ここを見捨てられたと受け取る必要はありません。
そして、不採用が続いたあとに紹介が止まったなら、担当者は「同じ条件で出しても通らない」と判断しています。これは切られたという意味ではありません。出し方を変えるべきタイミングが来た、という合図です。
あなた側にある理由と、その場での直し方
ここからは原因を1つずつ見ていきます。まずはあなた側の要因から。読みながら当てはまるものがあれば、その項目の直し方だけを実行してください。全部やる必要はありません。
1.希望条件を全部固定している
年収、勤務地、職種、業界、リモート勤務、残業時間。この6つを全部固定すると、紹介できる求人はほぼ残りません。今の経験に対して希望年収が高い場合も、「紹介できる求人がない」と言われやすくなります。
直し方はシンプルです。絶対に守りたい条件を3つだけ選び、残りは調整できますと伝えてください。全部を下げる必要はありません。「年収は600万円以上を守りたいです。職種は営業で固定したいですが、業界と勤務地は広げられます」。この形で渡すと、担当者は検索の幅を自分で調整できます。
ちなみに、優先順位を伝えないまま条件だけ並べると、担当者は全条件をANDで検索します。だから0件になる。ここは伝え方だけの問題で、あなたの経歴の問題ではありません。
2.転職時期が曖昧なまま止まっている
「良い求人があれば」「今すぐではないです」。この2つだけを伝えている状態は、担当者から見ると動かしようがありません。転職エージェントは、応募から内定まで進む可能性が高い人を優先します。時期が読めない人は、どうしても後回しになります。
迷っている段階でも構わないので、月で伝えてください。「11月までに方向性を決めたい」「現職の繁忙期が終わる12月から応募したい」。動ける時期が分かるだけで、担当者はサポートの組み立て方を変えられます。
意欲を無理に演出する必要はありません。むしろ「まだ転職するか決めていないので、まずは市場価値を知りたい」と正直に伝えたほうが、僕はうまくいくと感じています。温度感を隠したまま進めると、途中で必ずズレが出ます。
3.転職理由が担当者に伝わっていない
転職理由がぼんやりしていると、担当者は求人を選べません。面接でも「なぜ転職するのか」「次の会社で何をしたいのか」は必ず聞かれるところなので、ここが弱いと選考通過の見込みも読みづらくなります。
完璧な志望動機はいりません。今の職場ではできないこと、次に求める環境、活かしたい経験。この3つを一言ずつ書いて渡すだけで、紹介の精度は変わります。不満を並べて終わらせないのが大事なところです。
4.経験と希望する求人が離れている
年齢だけで判断されるわけではありません。ただ、30代以降は即戦力性やマネジメント経験、専門スキルを見られる場面が増えます。希望する職種や年収に対して経験が足りないと、紹介できる求人はどうしても限られます。
未経験の職種に挑戦したいなら、総合型の転職エージェント1社だけに頼らないでください。未経験歓迎の求人を多く扱う転職サイトやスカウトサービスも並行して使う。窓口を増やしたほうが、応募できる求人は確実に増えます。
5.選考に落ち続けている
書類選考や面接で落ち続けていると、担当者は次の紹介に慎重になります。見捨てられているというより、同じ状態で応募を重ねても通過は難しい、と判断されている状態です。全落ちが続くと気持ちが折れますが、ここは立て直せます。
最初にやるのは、落ちた理由を担当者に聞くことです。エージェント経由の応募なら、企業からのフィードバックが担当者の手元に残っていることがあります。そのうえで、職務経歴書、応募先の選び方、面接での伝え方を1つずつ直してください。応募数を増やすより先に原因を潰す。遠回りに見えて、これが一番早いです。
面接での答え方に不安があるなら「転職の面接対策しないとどうなる?」を読んでみてください。手元で準備を進めたい方は『転職の面接対策におすすめの本』も参考になります。
6.返信の遅さと、面談での伝え方
連絡への返信が極端に遅い。面談を何度もキャンセルする。紹介された求人に反応しない。この状態が続くと、転職意欲が低いと見られます。
返信は短くて構いません。「確認します」「この求人は見送ります」の一言でも、返ってくるかどうかで担当者の動き方は変わります。求人を断るときは、年収、仕事内容、勤務地、働き方、キャリアの方向性のどこが合わなかったのかを一言添えてください。理由を言わずに断り続けると、担当者は次に出す求人を絞り込めません。
もう1つ。担当者に強い口調で不満をぶつけたり、現職や取引先の悪口ばかり話したりすると、「企業に推薦しづらい」と判断されることがあります。合わない求人が届いたときも、冷静に理由を返すほうが結果的に得です。
担当者側・エージェント側にある理由
ここが、多くの記事で抜け落ちているところです。紹介が止まる理由は、あなたの経歴や態度だけで決まるわけではありません。担当者の側の事情で止まることも普通にあります。自分を責める前に、こちらも見てください。
担当者が抱えている人数と、追っている数字
転職エージェントは、紹介した人が企業に入社したときに報酬を受け取る成功報酬型のビジネスです。担当者はその中で、決まった期間に何人の転職を支援するかという目標を持って働いています。1人で数十人の求職者を同時に担当しているケースも珍しくありません。
この構造だと、内定まで進みそうな人から順に時間を使うことになります。冷たい話に聞こえるかもしれませんが、担当者に悪意があってこうなるわけではありません。仕事の設計上そうなるだけです。だから、あなたの優先度が下がったとしても、それはあなたの価値が低いという意味にはなりません。この担当者の持ち時間の配分から外れた、というだけの話です。
そのエージェントの得意領域と合っていない
転職エージェントには、それぞれ得意な業界、職種、年収帯、エリアがあります。ハイクラス求人に強い会社に20代の未経験転職を相談しても、出せる求人は限られます。逆も同じです。
ここで大事なのは、求人が出てこない理由が「あなたに紹介できる求人がない」ではなく「この会社の在庫にない」だけ、というケースがかなりあることです。同じ経歴でも、別のエージェントに登録した途端に10件届いた。僕はこのパターンを何度も見てきました。
単純に相性が合わないこともある
担当者も人です。話すテンポ、提案の粒度、連絡の頻度。この辺りが噛み合わないと、こちらの意図は伝わりにくくなります。相談しづらいと感じたまま我慢して続けても、良い方向には進みません。
相性の問題は、担当者を替えれば解決します。会社を替える必要すらないことも多い。次の章で具体的な手順を書きます。
連絡が止まったときに、今日打てる手
見捨てられたと感じたら、担当者の反応をただ待たないでください。上から順に試すだけで、たいていの状況は動きます。
1.短い確認メールを1通送る
まずはこれです。長文はいりません。感情的に責めるより、「次に何をすればいいか」を聞くほうが返答をもらいやすくなります。
【確認メールの例】
お世話になっております。先日ご相談した求人紹介の件で、現在の状況を確認させてください。
もし追加で共有したほうがよい情報や、希望条件を見直したほうがよい点があれば教えてください。
引き続き転職活動を進めたいと考えていますので、今後の進め方をご相談できますと幸いです。
ポイントは、催促ではなく相談の形にすることです。「まだ動く意思がある」と伝わるだけで、担当者の優先順位は上がります。
2.返信が来ないなら、担当者ではなく問い合わせ窓口へ連絡する
ここを知らない方がとても多いです。担当者と連絡が取れなくても、転職エージェントの多くは担当者とは別に問い合わせ窓口を用意しています。会社そのものに対して連絡できるということです。
たとえばリクルートエージェントの公式ヘルプでは、担当キャリアアドバイザーの変更希望は問い合わせ窓口で受け付けており、連絡の際は変更希望の理由を明記するよう案内されています。
担当者に直接「変えてほしい」と言うのは気まずいですよね。窓口経由なら、その気まずさを回避できます。音信不通が2週間以上続いているなら、担当者を追いかけるより窓口に1通送るほうが早いです。
3.担当者変更を申し出る
担当者との相性が合わないなら、同じ転職エージェント内で変更を依頼できます。返信が遅い、希望と違う求人ばかり届く、そもそも相談しづらい。こう感じているなら、我慢を続ける理由はありません。
伝え方は、担当者を否定する形にしないのがコツです。「別の視点でも求人を見てみたいです」「希望している業界に詳しい方にも相談したいです」。この言い方なら角が立ちません。担当者が替わっただけで、届く求人も対応の速さもまるごと変わることがあります。
担当者の態度そのものに不満がたまっている場合は『転職エージェントがむかつく場合の対処法』も読んでみてください。
4.別の転職エージェントを足す
求人が出てこない、サポートが合わない、返信がない。ここまで来たら、今のエージェントを切る前に別の1社を足してください。切ってから次を探すと、そのあいだ応募が完全に止まります。並行して動くほうが時間の損は小さくて済みます。
総合型、特化型、スカウト型、若手向け、ハイクラス向け。エージェントには種類があり、年齢、職種、勤務地、年収帯で相性がはっきり出ます。1社で紹介されなかった求人が、別の会社ではあっさり出てくることもあるので、2~3社を並行して比べるのがおすすめです。
登録しても求人が1件も紹介されない状態が続くなら『転職エージェントに相手にされない理由と対処法』も参考にしてみてください。
5.転職サイトとスカウトも並行して使う
担当者を待つ時間が苦痛なら、自分のペースで進められる手段を持っておくといいです。転職サイトなら求人を自分で検索して直接応募できますし、スカウトサービスなら経歴を登録しておくだけで企業や別のエージェントから連絡が届きます。
これはエージェントをやめるという話ではありません。エージェント経由でしか出てこない非公開求人もあれば、サイトにしか載っていない求人もあります。両方を回しておくと、片方が止まっても転職活動そのものは止まりません。
そもそもエージェントが自分に向いているのか迷っている方は『転職エージェントは使わない方がいい?やめとけと言われる理由と活用方法』も読んでみてください。
見切ってよい担当者の見分け方
ここまで、連絡が止まる理由と打ち手を書いてきました。ただ、なかには早めに見切ったほうがいい担当者もいます。全体から見れば少数ですが、当たってしまうと転職活動そのものが止まるので、判断材料を渡しておきます。
応募や内定承諾を急かしてくる
「今日中に応募を決めてください」「この条件なら承諾したほうがいいです」。理由の説明がないまま決断を迫ってくる担当者は、あなたの転職より自分の数字を見ています。
判断の目安は、急かす理由が説明されているかどうかです。「募集枠が残り1名なので今週中に出したい」のように根拠があるなら、それは仕事として正しい提案。根拠が出てこないなら、いったん持ち帰ると伝えて構いません。
人格の話をしてくる
説教されたと感じる面談は、内容を切り分けてください。「この経歴だと今の希望年収は通りにくいので、ここを直しましょう」は具体的な改善提案です。厳しく聞こえても、受け取っておいたほうが得します。
一方、「その考え方では転職は無理」「甘い」のように、経歴でも書類でもなくあなた自身を評価してくる話は別です。ここに付き合う必要はありません。担当者を替えるか、会社ごと替えてください。
希望と無関係な求人を送り続ける/他社の利用を責める
条件を伝え直しても無関係な求人が機械的に届き続けるなら、あなたの情報が担当者の中で更新されていません。2回伝えて変わらなければ、3回目は期待しないほうがいいです。
他社の併用を伝えたときに不機嫌になったり、責めるような言い方をされたりした場合も、距離を置く判断材料になります。複数のエージェントを併用するのは、求職者にとって当たり前の動き方です。
ただ、ここで「転職エージェントは使わないほうがいい」に振り切らないでください。合わなかったのは目の前の担当者であって、サービス全体ではありません。会社を替えれば普通に進むことのほうが、僕の実感ではずっと多いです。
次のエージェントで同じことを繰り返さないために
担当者を替えても、伝え方が同じままだと同じ状態に戻ります。最初の面談で何を渡すか。ここだけ変えれば、優先度は上がります。
初回面談で必ず伝える3つ
渡すのは、希望条件の優先順位、動ける時期、そして転職理由の3つです。「年収は守りたい、勤務地は広げられる」「11月までに決めたい」「今の会社では企画に関われないので、経験を活かして企画側に移りたい」。この3つが揃っていれば、担当者は初回からまともな求人を出せます。
逆に、この3つが曖昧なまま面談を終えると、担当者は誰にでも出せる求人を送るしかありません。届いた求人が的外れだったとき、原因の半分は面談の情報量にあります。
面談で避けたい振る舞いを先に知っておきたい方は『転職エージェントとの面談でやってはいけないこと』にまとめています。
他社の併用は隠さなくていい
「他のエージェントも使っていると言うと嫌がられるのでは」と聞かれることがあります。僕は、隠さずに伝えたほうがいいと思っています。
理由は2つ。1つは、併用が伝わると担当者側に「早く動かないと他社で決まる」という時間の意識が生まれるからです。もう1つは、同じ求人に2社から重複して応募してしまう事故を防げるから。重複応募は企業側の心証を悪くしますし、あなたにとって何の得もありません。
伝え方は「他にも2社に登録していますが、御社の求人も並行して見たいです」で十分です。どの会社を使っているかまで詳しく話す必要はありません。
サービスの型ごとに、伝え方を少し変える
総合型のエージェントには、条件を広めに伝えてください。幅広い業界と職種の求人を扱っているので、最初から絞りすぎるより、優先順位を渡したうえで多めに見せてもらったほうが選択の材料が増えます。届いた求人には、合う・合わないの理由を返していきましょう。
中規模や特化型のエージェントには、本音を細かく伝えるほうが効きます。求人の量より、企業との関係性や業界知識に強みがあるからです。「仕事内容は合いそうですが、勤務地で迷っています」と具体的に返すと、次の提案が変わります。
スカウト型では、職務経歴書とプロフィールの更新が全てです。経験職種、実績、希望年収、希望勤務地、転職時期。ここが薄いと、そもそもスカウトが届きません。届いたスカウトへの返信が遅い場合も優先度は下がるので、興味がないときも一言返しておいてください。
職務経歴書は「担当者が企業に推薦する材料」だと考える
求人紹介や書類選考で止まっているなら、職務経歴書を見直してください。中身が薄いと、担当者は企業に推薦する材料を作れません。ここは単純に情報量の問題です。
担当した業務だけでなく、出した実績、工夫した点、使ったツール、関わった人数、売上や改善率まで書く。数字が入ると経験の輪郭がはっきりします。数字を出しにくい職種なら、担当した範囲と役割を具体的に書けば十分です。自分では当たり前だと思っている経験が、企業から見た強みになることは本当に多いです。
見捨てられるのが不安な人におすすめの転職エージェント
ここからは、僕がおすすめする転職エージェントを紹介します。選ぶときに見てほしいのは、求人の幅、担当者変更のしやすさ、書類添削や面接対策の有無。この3点です。1社に絞らず、性格の違う2~3社を並行して使うと、担当者との相性も比べられます。
1:リクルートエージェント

口コミ:リクルートエージェント 評判を確認
おすすめ度:★★★★★
公開求人数:780,000(2026年8月31日現在)
求人数増減:±0(先週比→keep)
【公式サイト】https://www.r-agent.com/
おすすめ転職エージェントの一番手は『リクルートエージェント』です。
リクルートエージェントは、幅広い業界・職種に対応する総合型の転職エージェントです。公式サイトでは、専門領域に特化したアドバイザーによる求人紹介、非公開求人、提出書類の添削や面接対策などのサポートが案内されています。
扱う求人の幅が広いので、「今のエージェントでは紹介が出てこない」という状態を確かめるのに向いています。前述のとおり、担当キャリアアドバイザーの変更を問い合わせ窓口で受け付けている点も、担当者と合わなかった経験がある方には使いやすいはずです。
出典:公式サイト
2:doda転職エージェント

口コミ:doda 評判を確認
おすすめ度:★★★★★
公開求人数:30万件以上(2026年8月31日現在)
【公式サイト】https://doda.jp/
次におすすめする転職エージェントは『doda転職エージェント』です。
dodaは、求人検索、エージェントサービス、スカウトを組み合わせて使える転職サービスです。公式サイトでは、20万件以上の求人、キャリア相談、応募書類や面接対策のサポートが案内されています。
担当者からの紹介を待つだけの状態がつらい方に向いています。同じサービスの中で求人検索とスカウトも動かせるので、紹介が止まっている間も自分のペースで応募先を探せます。
出典:公式サイト
3:マイナビ転職エージェント

口コミ:マイナビ転職エージェント 評判を確認
おすすめ度:★★★★★
【公式サイト】https://mynavi-agent.jp/
3つ目におすすめする転職エージェントは『マイナビ転職エージェント』です。
マイナビ転職エージェントは、専任のキャリアアドバイザーが強みの整理、書類作成、面接対策、企業とのやり取りまでサポートする転職エージェントです。
職務経歴書が薄いせいで紹介が止まっている方に向いています。書類の作り方から面接での伝え方まで相談しながら進められるので、次のエージェントでは同じところで止まりたくない、という方は候補に入れてみてください。
※マイナビのプロモーションを含みます
出典:公式サイト
4:type転職エージェント

口コミ:type転職エージェント 評判を確認
おすすめ度:★★★★・
公開求人数:11,003(2026年8月31日現在)
求人数増減:-119(先週比↓down)
【公式サイト】https://type.career-agent.jp/
おすすめ転職エージェントの4つ目は『type転職エージェント』です。
type転職エージェントは、IT・Web、営業、販売・サービス、メーカーなどの求人に対応する転職エージェントです。公式サイトでは、応募書類の添削や面接対策など、選考に向けた支援も案内されています。
大量の求人を見るより、担当者と相談しながら応募先を絞りたい方に向いています。首都圏で転職を考えているなら、並行して使う1社の候補に入れてみてください。
出典:公式サイト
5:JACリクルートメント

口コミ:JACリクルートメント 評判を確認
おすすめ度:★★★★★
公開求人数:60,408(2026年8月31日現在)
求人数増減:+65(先週比↑up)
【公式サイト】https://www.jac-recruitment.jp/
おすすめの転職エージェント5つ目は『JACリクルートメント』です。
JACリクルートメントは、管理職、エグゼクティブ、専門職、外資系・日系グローバル企業への転職支援に強みを持つ転職エージェントです。
経験や専門性を活かして年収アップを狙いたい方に向いています。ハイクラス求人は求められる経験も高いため、職務経歴書と転職理由を整理してから相談すると、初回から具体的な話に進めます。
出典:公式サイト
転職エージェントに見捨てられる理由に関するよくある質問
最後に、転職エージェントに見捨てられる理由について、よくある質問に答えます。
Q:転職エージェントがわざと連絡を止めることはありますか?
A:意図的に無視されるケースは考えにくいです。紹介できる求人が手元にない、企業の選考結果を待っている、担当者が他の求職者の対応に追われている。この3つで説明がつくことがほとんどです。ただ、催促しても2週間以上反応がないなら、担当者ではなく問い合わせ窓口に連絡してください。
Q:転職エージェントからの紹介求人を断ったら見捨てられますか?
A:断っただけで見捨てられる可能性は低いです。ただ、理由を伝えずに断り続けると、担当者は次の求人を選べなくなります。断るときは、仕事内容、年収、勤務地、働き方のどこが合わなかったのかを一言添えましょう。
Q:転職エージェントが最初だけ親切で、その後連絡が来なくなるのはなぜですか?
A:面談直後は状況確認や求人提案で連絡が多く、その後は求人の有無や選考状況によって頻度が下がります。「最初だけ親切だった」と感じたら、次の求人紹介の予定、追加で必要な情報、希望条件を見直すべきかの3点を聞いてください。
Q:転職エージェントで全落ちしたら見捨てられますか?
A:全落ちしただけで利用できなくなるわけではありません。ただ、同じ職務経歴書と同じ面接内容のまま応募を続けると、紹介は慎重になります。応募先の選び方、書類、面接での伝え方を見直しましょう。落ちた理由を担当者に聞くところから始めてください。
Q:転職エージェントに説教されたらどうすればいいですか?
A:内容が経歴や書類についての具体的な改善提案なら、受け取って直しましょう。ただ、人格を否定するような言い方や、相談しづらい対応が続くなら、担当者変更か別の転職エージェントへの切り替えを検討してください。我慢して付き合う必要はありません。
Q:担当者と合わないので退会したいのですが、伝えづらいです
A:担当者に直接言いにくい場合は、問い合わせ窓口やマイページの手続きから進められることが多いです。理由を細かく説明する義務もありません。「転職活動を一度見送ることにしました」で十分です。ただ、退会する前に担当者変更を試すと、それだけで解決することもあります。
Q:転職エージェントを使わない方がいい人はいますか?
A:自分のペースで求人を探したい方、未経験歓迎の求人を幅広く見たい方、担当者とのやり取りに時間を使いたくない方は、転職サイトやスカウトサービスのほうが合う場合があります。転職エージェントは、非公開求人や選考対策を使いたい方に向いています。両方を並行して使うのが現実的です。
Q:転職エージェントに見捨てられた場合、ほかの転職エージェントも利用できなくなりますか?
A:利用できます。あるエージェントで紹介求人が少なくても、別の会社では得意な業界も求人も違います。担当者との相性もあるので、複数のサービスを比べてみてください。門前払いのように感じても、別の会社では話が進むことは珍しくありません。
Q:内定を辞退した場合、転職エージェントに見捨てられますか?
A:内定辞退だけで見捨てられるとは限りません。ただ、理由が曖昧な辞退が続くと、転職意欲や希望条件に迷いがあると見られます。辞退するときは、なぜ辞退するのか、次に受けたい企業の条件は何かを担当者に伝えましょう。
Q:見捨てられるのが不安な人におすすめの転職エージェントはどこですか?
A:まずはリクルートエージェントやdodaのような総合型で、求人の幅を確認するのがおすすめです。職種や年収帯が決まっている方は、特化型やハイクラス向けも並行して使いましょう。1社に絞らないほうが、担当者や求人との相性を比べられます。
まとめ
連絡が来ない、求人が紹介されない。この状態が続くと見捨てられたと感じますが、判定できるのは「催促を1通送ったあとの反応」です。2~3営業日で返信が来たなら、ただの行き違い。2週間以上反応がないなら、優先度が下がっています。
優先度が下がっている場合も、原因があなた側だけにあるとは限りません。担当者が抱えている人数、その会社の得意領域、単純な相性。あなたには見えないところで紹介が止まっていることは、実際によくあります。だから、自分の経歴を責める前に、まず打てる手を上から順に試してください。確認メールを送る、返信が無ければ問い合わせ窓口へ、担当者変更を申し出る、別のエージェントを足す。ここまでやってようやく、そのサービスが自分に合うかどうかが判断できます。
そして、見切ってよい担当者もいます。理由を説明せずに応募を急かす、書類の話をせずに人格を評価してくる、他社の併用を責める。こういう相手に付き合い続ける必要はありません。ただし、それはあくまで目の前の担当者の話です。転職エージェントという仕組みそのものを見限る理由にはなりませんし、会社を替えたら同じ経歴のまま普通に選考が進んだ、という人を僕はたくさん見てきました。
焦らなくて大丈夫です。僕がいつもすすめているのは、今の状況を1つずつ切り分けて、打てる手から順番に打っていくやり方です。いきなり全部を切って乗り換える必要はありません。
執筆者・監修者のmotoについて
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起業家・著述家(Wikipedia)。実名は戸塚俊介。広告・人材・IT業界など8社へ転職。副業でmoto株式会社を起業し、上場企業へM&A。現在はHIRED株式会社(有料職業紹介事業許可番号:13-ユ-313037)代表取締役。著書:『転職と副業のかけ算』(扶桑社)、『WORK』(日経BP)

